NSLog

南柯そう/仲村のなんとかその日暮らしログ

「異常気象」の話をしてくれるラジオ思い出した

「異常気象」の話をしてくれるラジオ思い出した

わたくし、日本国石川県在住なのですが、ここ2日間の集中豪雨を受けて思い出したラジオ番組がござったんですよ。



【特集】今年の夏は、史上最も暑い夏。世界各地で起こる『異常気象』に私たちどう向き合えば良いのか
【出演】江守正多さん(東京大学未来ビジョン研究センター教授)

2024年9月16日(月)放送分


昨年7月の番組ですが、全然いまも通じる内容だなと。

やっぱり近年の異常気象は温暖化効果ガスの影響が強く、温度上昇の限界値は「1.5℃」とされているが、現在は「1.34℃」まできていてとても崖っぷちであると。

前半の現状についてはなかなか気が重くなる話なんですが、「じゃあどうすれば?」という話については「エアコンを使わないというのはやめてくれ」とはっきり言う。「エアコンを使っても二酸化炭素を出さなければいい」とし、再生可能エネルギーの割合の高い電力会社に切り替えるとか、太陽光による自家発電設備を備えるといった対策についても触れてくれます。

印象的だったのは、気候変動のような途方もない問題とは人間が考え続けるには複雑すぎたり、罪悪感を覚えてしまいがちなので考えないようになってしまう心理面があるというもの。

その気持ちすごいわかるな~~~と思うけども、しかしこれだけ気温上昇が明らかで雨や雪の降り方が変わっている中、一方で「なぜこうなっているのか? それでどうすればいいんだろう?」という疑問が最も高まるのもこの暑い最中なんだよねえと。

実際この番組では、国内の気象予報士や研究者の方が、気候変動について積極的に発信を行っていこうと声明を出したことにも触れています。つらいから考えないのもわかるけれど、でも「どうにかしたい」と思うのも人間の良心だと思うわけで、少しでも良くしていきたいよなと聞きなおしながら思いました。
RSS