NSLog

南柯そう/仲村のなんとかその日暮らしログ

映画「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」をみてきたよ

映画「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」をみてきたよ

感謝……!!



相変わらずトム・クルーズのクレイジーなアクションシーン乱れ撃ちに、「はわわわわわ、あぶなーーーーーい!!!」ってドキドキしながら見てきました。なんかもう今こんなにハラハラできる映画もそうない。ありがあとうトム。ほんとうにどうかしている。

前作「デッド・レコニング」では、コロナ渦で出演者といえどもほとんど身体接触できない状況で撮影したとあって、全体にやや盛り上げに欠ける感じがありましたが、今作ではそれらを取り戻す勢いで頭がおかしい。いやここ10年分はずっとおかしかったけど。

この映画の主人公イーサン・ハントは、それこそ007やらなんやらに並ぶ「超人スパイ」なわけですけど、ミッションインポッシブルの特色とは「映画の登場人物イーサン・ハントがやってることは、実在人物であるトム・クルーズも同じことができる」という点で。なんでこんなことしてんだ。いやトム本人が最高責任者だからだれも止める人が居ないってだけなんだが。

そんな過激なアクションシーンの傍ら、「暴力的なシーンは直接映さず、それを観測している人間のリアクションで演出する」とか「そこにいた人間が消えたと思ったら、次のカットで血まみれの手首が見える」といった、クラシックな映画演出がふんだんに盛り込まれていて、トム・クルーズはじめとした制作者たちは「アクションシーンも含めた、かつての映画の面白さ」をどうにか残したいんだなあという心意気を感じる。単なる命知らずのジャンキーってわけじゃなく、映画人としての姿勢が見えてくるんですよね。

今作ははっきりとこれまでのMIシリーズの集大成として位置づけられており、あーほんとに一回ここで畳むんだな~ってしみじみしちゃう。まあ気が向いたらまた映画を撮るんでしょう。そういう人だと思う。
RSS