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透明水彩とメラミンスポンジを使った白抜き実験

これも思いついたので試してみた実験。

台所用品の「メラミンスポンジ」だと絵具が乾いた後も白く消せるという技術を知り、それなら所定の図形で消せないかなという実験です。ステンシル技術の応用ですね。メラミンスポンジは有名な商品だと「激落ちくん」という名前で売られているかと。100円ショップでも大袋に入ったものが売ってたりします。

白抜き前

やり方。

  • 適度に厚みはあるけどハサミで切れる程度の薄さの紙かシート(下が透けると使いやすい)をクラフトパンチで型抜き。
  • 穴が開いた方を乾いた絵の具の上にのせる。
  • 穴の中を濡らしたメラミンスポンジでこする。

絵の具の相性もあるだろうなと思ったので、ステイニングの強い絵の具と粒状化の強いの2種類で試してみました。

黄色がW&Nトランスペアレントイエローで、ステイニング(紙にしみこみやすい性質)の強い絵の具です。スポンジでこすると一応消えるんですが、紙に深く食いついてるのか結構ごしごししても完全には色が取れず。とはいえ形がわかる程度には白くなりました。

紫がW&Nウルトラマリンバイオレットで、粒状化(ざらざらとしたした質感になりやすい性質)する絵の具です。こちらはスポンジで軽くこするだけでするする消えまして、ほぼ紙の地色まで出せました。

どちらもこすってる最中は相当ぼろぼろと紙を削っているのがわかるので、処理後は通常時より表面は弱くなりサイジングも落ちてるかと。消した後に色を重ねる場合は要注意です。

よりはっきりとした白地を求めるならテープなりインクなりで最初からマスキングする方がよいですが、この方法だとこする加減によって白抜きの度合いを調整できるのが利点ですね。

あとクラフトパンチでステンシルプレートを自作する場合は、厚手の素材だったり複雑な形だと型抜きが出来なかったりするのは注意。無理に型抜きしようとするとクラフトパンチが壊れます。

メラミンスポンジの消去力がなかなかすごいので、普通に消しゴムもどきとして使うのも良さそう。定規や雲形定規とも組み合わせると可能性が広がりそうー。

使用画材
ウォーターフォード紙

南科そう(ナンカソウ)

デジタルにも「アナログ感」なるものを追い求めるオールドタイプヒューマン。

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