この絵の作画の過程と考えてたことをメモしていきます。
基本情報
- 概要
- ゲーム「アームドファンタジア」のメルセデス・ローゼンバーグ
- 誕生日ワンドロ企画に参加のため制作
- 主な使用画材
- クリップスタジオEX
作画過程
今回そもそもTwitterのワンドロ企画に対して
「いつも0から描いてると不本意な仕上がりになるから、もう事前に用意しとく!」
というコンセプトからスタート(企画ルールは確認済み)
なので、1時間のドローイング参加企画ではありますが、制作は4時間くらいかかってます。
そうはいってもすでに当日まで時間がない中で着手したので、
「間に合わせるために手数は少ない絵にしよう」と考えてスタート。
ラフ~線画作成
時間のなさからあんまり凝った構図にはできないので、バストアップ一択。
となるとこうかな!? とポーズも自然と決まる。
最初のラフをさらに整理して、表情と手のポジションを調整。
今見ると顔の向きも変わってる。
キャライメージに対して幼すぎる気がして、ちまちまと顔立ち調整してたはず。
だいたい固まったの線画作成。
各パーツでレイヤー分けて線画作成。
このくらいパーツが多いと、絵には出なくても接点を意識して作画しないと
変なところから生えてしまうので気をつけて線画を作ります。
だいたいパーツ埋めたかな~というところで、
レイヤーマスクを使って不要なところを削除して線画は完成。
着色
ここからは色塗り。
色塗りをこってりすると本当に間に合わないので、
今回は最初から「乗算で2影まで」と決めて取り掛かる。
ただそれだけだと寂しい画面になりそうだったので
ちょっとだけルール変えた個所を作ります。
ベースをベタ塗り。原作絵をにらめっこしながら色を観察すると
首や胴体の茶色っぽいパーツはところは実は紫がかった灰色で、
イメージカラー(たぶん紫)に準じた配色なのだな~と感心します。
帽子と手袋も同じ色に見えてちょっと違う気がしたのと
画面上部を抑える帽子は黒くどっしりしてていいけど、
画面中部の手袋の存在感はやや弱くしたかったので微妙~に色変えする。
薄い紫を乗算レイヤーに塗って1影置いたところ。
開けた瞳と胸に視線が向けばいいなと考えて、顔半分に大きく影を落とす。
今回のポイント、「人肌にはグラデーションを解禁して、別の影つけルールを適用する」。
他は薄紫の影だったけど、肌は濃いめのオレンジで影をつける。
特に胸部分は周囲と比べても不自然なくらい淡いグラデーションをつける。
こうすることで、周囲とのテクスチャの違いが際立って、
なんとなーく強調されたように見えないかしら、という気持ちを込める。
肌にさらに濃いめのオレンジで落ち影をいれる。
他の影にも濃いめの紫を落として2影完成。あとはアドリブでぼかしをいれたりいれなかったり。
瞳と口紅を塗って、金具系を茶色で影つけ。
バラのアクセサリーやレースに模様を入れて、背景を入れて完成。
振り返り
- 自分は割と色がぼんやりしがちなので、パキッとした画面が鮮やかに見える色を選択したつもり。
- 結構うまくできた気がする。
- 振り返ってみると割と時間を食ってる件。
- 線画で大半の時間を使ったので、構図を変えたらもう1時間くらい短くできたかもしれない。
- 仕上げに写真系の加工しても良かったかもしれない。次きっと試す。
以上でーす。