【クリスタメイキング】パキッと塗りと柔らかさ

作画工程・メイキング

この絵の作画の過程と考えてたことをメモしていきます。

出展 https://natukusa.tumblr.com/post/708602811250819072

基本情報

  • 概要
  • 主な使用画材
    • クリップスタジオEX

作画過程

今回そもそもTwitterのワンドロ企画に対して
「いつも0から描いてると不本意な仕上がりになるから、もう事前に用意しとく!」
というコンセプトからスタート(企画ルールは確認済み)

なので、1時間のドローイング参加企画ではありますが、制作は4時間くらいかかってます。

そうはいってもすでに当日まで時間がない中で着手したので、
「間に合わせるために手数は少ない絵にしよう」と考えてスタート。

ラフ~線画作成

時間のなさからあんまり凝った構図にはできないので、バストアップ一択。

となるとこうかな!? とポーズも自然と決まる。

最初のラフをさらに整理して、表情と手のポジションを調整。
今見ると顔の向きも変わってる。

キャライメージに対して幼すぎる気がして、ちまちまと顔立ち調整してたはず。

だいたい固まったの線画作成。

各パーツでレイヤー分けて線画作成。
このくらいパーツが多いと、絵には出なくても接点を意識して作画しないと
変なところから生えてしまうので気をつけて線画を作ります。

だいたいパーツ埋めたかな~というところで、
レイヤーマスクを使って不要なところを削除して線画は完成。

着色

ここからは色塗り。

色塗りをこってりすると本当に間に合わないので、
今回は最初から「乗算で2影まで」と決めて取り掛かる。

ただそれだけだと寂しい画面になりそうだったので
ちょっとだけルール変えた個所を作ります。

ベースをベタ塗り。原作絵をにらめっこしながら色を観察すると
首や胴体の茶色っぽいパーツはところは実は紫がかった灰色で、
イメージカラー(たぶん紫)に準じた配色なのだな~と感心します。

帽子と手袋も同じ色に見えてちょっと違う気がしたのと
画面上部を抑える帽子は黒くどっしりしてていいけど、
画面中部の手袋の存在感はやや弱くしたかったので微妙~に色変えする。

薄い紫を乗算レイヤーに塗って1影置いたところ。
開けた瞳と胸に視線が向けばいいなと考えて、顔半分に大きく影を落とす。

今回のポイント、「人肌にはグラデーションを解禁して、別の影つけルールを適用する」。

他は薄紫の影だったけど、肌は濃いめのオレンジで影をつける。
特に胸部分は周囲と比べても不自然なくらい淡いグラデーションをつける。

こうすることで、周囲とのテクスチャの違いが際立って、
なんとなーく強調されたように見えないかしら、という気持ちを込める。

肌にさらに濃いめのオレンジで落ち影をいれる。
他の影にも濃いめの紫を落として2影完成。あとはアドリブでぼかしをいれたりいれなかったり。

瞳と口紅を塗って、金具系を茶色で影つけ。
バラのアクセサリーやレースに模様を入れて、背景を入れて完成。

振り返り

  • 自分は割と色がぼんやりしがちなので、パキッとした画面が鮮やかに見える色を選択したつもり。
    • 結構うまくできた気がする。
  • 振り返ってみると割と時間を食ってる件。
    • 線画で大半の時間を使ったので、構図を変えたらもう1時間くらい短くできたかもしれない。
  • 仕上げに写真系の加工しても良かったかもしれない。次きっと試す。

以上でーす。

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