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肌色試し塗り

ずいぶん前に作ったいわゆる「肌色」試し塗り一覧。基本的に混色なしの時の色を見てます。

それぞれ制作した時期が違う上に紙も違うっていう雑さですが、今もたまに見返して確認するので便利です。上がウォーターフォードで、下がホワイトワトソン。

細かい感想は以下よりどうぞ。


1段目(ウォーターフォード紙)

  • クサカベ・ジョンブリアン(不透明):最近の主力。ここにないけどホルベインのジョンブリアン1・2より薄めに色がでて赤みが強く、個人的に「マンガ絵の肌色」の理想的な色でした。不透明肌色では一番気に入っています。
  • クサカベ・ピーチピンク(不透明):赤系肌色にいいかなと思いますが、濃くしたところが肌にしては赤すぎる気も。ワンポイントのほほ紅によさそう。
  • ペンテル・ペールオレンジ。文房具屋さんでも見かけるおなじみのアレ。水にとかしてもはっきりオレンジが出るので、強いオレンジ色で夏の日差しの下の健康的な色によさそう。

2段目(ウォーターフォード紙)

  • メープル・はだいろ:地元の文房具屋さんでたまに見かけるメーカーさんで、学童用絵具だそうです。ペンテルのペールオレンジをさらに薄めにした感じで、溶け方がより滑らか。これはこれで使いやすい肌色です。
  • ターナー・パーマネントスカーレット(透明):チューブから出した色はオレンジがかったので使ってみましたが普通に赤でした。
  • クサカベ・パーマネントオレンジ(半透明):個人的には肌の色としてはちょっと薄いような気も。少女漫画のカラーインク原画のような色味に感じました。

3段目(ホワイトワトソン紙)

  • W&N・インディアンイエロー(透明)+ローズドーレ(透明):近年のミギーさん(イラストレーターさん)のメイキングで多用されているローズドーレを使ってみたもの。ローズドーレに透明イエローを混ぜると当然ながら透明感がすごい。あとから調べたら使われていたのはW&Nトランスペアレントイエローでしたが、そっちはより鮮かさが高い色味に。少し鮮やかすぎるなという時はインディアンイエローにするとまろやかでいいと思います。
  • シュミンケホラダム・ネープルイエロー(不透明):肌色に使えるかなとおもって買いましたが単色では黄味が強く、シュミンケにしては溶け方が鈍くムラになってしまいました。
  • クサカベ・ジョンブリアン(不透明):二度目の登場。比較対象としておいてます。

4段目(ホワイトワトソン紙)

  • クサカベ・ベビーピンク(不透明):ピーチピンクよりさらに淡く薄いピンク。肌色に使うにはやや心もとないですが、ピーチピンクや紫とあわせて色白の肌表現に使うといいかもしれない。
  • 月光荘・ブリリアントイエローディープ:肌色に使えないかなと買ってみましたが単色では黄味が強かったです。
  • ホルベイン・バーントシェンナ:ときどきメイキングで見かけるバーントシェンナの肌色。いわゆる「茶色」として分類される色ですが、水で薄めるとそれっぽい色になり透明感もあってきれいです。

使用感はすべて個人の体感からくるものです。たまに新しい色やレシピを見かけたら追加していきたい。

使用画材
ウォーターフォード紙(上)、ホワイトワトソン紙(下)

南柯そう(ナンカソウ)

デジタルにも「アナログ感」なるものを追い求めるオールドタイプヒューマン。

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